医療法人社団 久視会　いわみ眼科

近視が起こる理由から「目から距離を取って本やゲームを見る」「ときどき遠くを見る」など、近視を進行させないための患者さまへの生活習慣指導に積極的に取り組んでいます。どうしても手に持つと気づかないうちに手がどんどん上がって距離が近くなったり、肘を伸ばして顔からの距離を確保する事や姿勢など、患者さま一人ひとりに対して適切な予防指導を行っています。特に小児の近視は社会問題だと捉え、まず近視進行に対する意識を変え、子どもに関係する全ての人間が取り組む問題だと考え、患者さま一人ひとりに対して向き合っています。

近視治療としてオルソケラトロジー導入に力を入れており、導入例が234例（令和5年9月時点）となり今では300例近くまで加速度的に増えています。近隣の患者さまで、導入が難しかった方のやり直しもさせていただいております。しかし、オルソケラトロジーには不適合例（近視が強すぎる、乱視の状態が良くないなど）があり、その場合はソフトコンタクトレンズによる治療も導入しております。
幼少期から近視化が始まっていると、6～8歳で始めるのが適切ですが遅くとも近視進行のピークといわれる小学生の間には始めておく必要があり、いったん伸びた眼軸長は元に戻りません。「うちの子にできるかしら」と不安に思う保護者の方も多いですが、きちんと検査して適切なレンズを装着すれば、それほど怖いことはありません。視力矯正を図ることで、姿勢が良くなったり集中力が向上したりといった変化も期待できるのでお気軽にご相談ください。

いわみ眼科には4名の視能訓練士が在籍しています。医師の指示のもと視能訓練士が検査を行い、眼鏡処方や弱視訓練を行います。早期に適切な治療をし、視力を向上させることで視機能の回復に繋がるよう努め、お子さんだけでなく親御さんも安心して検査を受けていただけるよう取り組んでおります。何かお子さんの目の事で気になることがあれば、お気軽にご相談ください